海の底から

備忘録

小説『君に届け』

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『君に届け』 下川香苗 著 椎名軽穂 原作 集英社コバルト文庫

 『君に届け』(原作・椎名軽穂)の小説版を買いました。
 漫画の内容を活字で読んだら、面白さを再発見できました。

 それに、下川香苗さんの文章が、すごく良いです。
 この手の小説にありがちな、邪推が全く無い!
 おまけに、岐阜県出身!
 わー、同郷! 友達になりたいな。
 
 
 小説と漫画は、以下のようにリンクしています。

・1………………………漫画の1~2巻(episode0.~episode7.)
・2 恋に気づくとき………漫画の3~4巻(episode8.~episode16.)
・3 それぞれの片想い…漫画の5~6巻途中(episode17.~episode23.)
・4 好きと言えなくて……漫画の6巻途中~8巻途中(episode24.~episode30.)
・5 すれちがう心………漫画の8巻途中~9巻途中(episode30.のラストシーン~episode37.)
・6 告白をもういちど……漫画の9巻途中~10巻途中(episode38.~episode41.)

 小説の1~3巻は、少し遠慮がちですが、4~6巻になると、のびのびした表現になっていきます。
 特に、風早の心情を綴ったシーンが好きで、繰り返し読んでしまいます。
 爽子の微笑みは、風早にとって、
春の陽ざしに溶けるようなやわらかな笑顔
なんですって! く~っ、ニヤける!


 1巻のあとがきで、下川さんはご自身のことを、しゃべらない子だったと書いていました。
~「話す」ことばは一瞬のもの。瞬間ごとにより良い選択をしなければならないことに、畏怖に近いものを抱くときさえあります~

 私と同じようなことを考えてる人って、いるんだな。
 漫画の登場人物は、決められた台詞を喋るだけから、楽でいいな…とか、かんだり、どもったり、言い間違えたりしない人に、なりたいと思っていました。
 そんな人間、いるわけないのにね。

 6巻のあとがきにあった、
~自分を見つめる、というのは、とてもむずかしいことです。~
 の一文にも、共感を覚えました。

 自分の顔を、自分の目で見ることは出来ません。
 鏡をのぞき込むように、相手の目に映る自分を、見なければ。
 傷ついたり、失敗したりしながら、人と向き合わなきゃいけない。
 それをやってのけた爽子は、本当にすごい女の子だと、心底思っています。
 

テーマ:君に届け - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2010/02/03(水) 03:33:03|
  2. 君.に.届.け
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