海の底から

備忘録

風の谷について

 ナウシカは、風使いです。
 (以下、青字部分は、漫画版『風の谷のナウシカ』2巻 宮崎駿 著 徳間書店 より引用しました。)

 風使いとは、
 「大気の流れを読み取り、その力を使って、瘴気や流砂から人民を守る職業の者を云う」そうです。

 ナウシカが風を読んでメーヴェを乗りこなせるのは、風使いだからですが、彼女は特にその能力に長けています。

 城の見張りをしているおじいさんが、「風が匂う」と言って、危険を知らせていました。
 あれは、大気の中に火薬と瘴気の匂いを、感じたのだと思います。

 普段は、風の谷で、風車の管理をしています。
 風向きや風力に合わせて、風車の羽根の角度を直さないといけません。
 風の谷の水源は地下水で、風車は水を組み上げる、大切なものなのです。

 風を利用した、蟲よけの塔も作ってあります。
 ナウシカがユパと出会った場所にある、奇妙な音を出す風車は、音に敏感な蟲を、遠ざける役目を果たしています。

 ナウシカがいつも持っている風使いの杖は、工具です。
 先が六角レンチになってて、ハンマーやフックにもなります。 風車の調節に使うのです。
 映画では、兵士を叩きのめしていますが、武器ではありません。

 ナウシカは銃を持っていますが、実弾は使用せず、護身用の弾を二種類、身に付けています。
 「殺傷用の通常弾は、普通持ち歩かない」そうです。
 「蟲封じの銃」という鏑弾を、ユパが使っていましたね。
「かぶらだま…鋭い音波を発して飛び、攻撃してくる蟲の感覚を一時的に混乱させるもの」
 もう一種類は、狼煙弾です。 ナウシカが使っていましたね。
「のろしだま…炎と煙を曳いて飛び、信号用に使われる。」

 風の谷は、海からの潮風で、腐海の瘴気から守られています。
 でも、腐海の毒すべてを防ぎきれないのは、村になかなか子どもが生まれなかったり、石化の病に侵される事で、お分かりかと思います。
 風の谷の人々は、腐海を焼き払おうとはせず、厳しい自然と共生しようとしています。


 現実の自然界では、住み分けが行われ、他種族との共存がはかられています。
 動物は出来るだけ、自らの仲間を傷つけないよう、プログラムされています。
 人間だけが、自然の掟を破って、文明を発展させてきました。

 それはおかしいと、映画という娯楽作品で、26年も前に、表現してみせた宮崎駿監督は、やっぱりすごい人だと思います。
 当時は何も知らず、アニメならではのダイナミックな動きに呆然としながら、ただナウシカを見つめていました。
 私にとって『風の谷のナウシカ』は、今も、これからもずっと、特別な作品です。
 

テーマ:スタジオジブリ - ジャンル:映画

  1. 2010/02/19(金) 21:00:00|
  2. アニメ>ジ.ブ.リ
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