海の底から

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『借りぐらしのアリエッティ』 感想2

ツイッター診断メーカー『○○ぐらしの××ッティ』→http://shindanmaker.com/32818

 藍田は、『年金ぐらしのトトロッティ』でした!
 あはは、やったw トトロと 悠々自適な 隠居生活だw

 今日は映画が1000円の日!
 という訳で、また『借りぐらしのアリエッティ』を鑑賞しました。

 公開初日より、お客が多かったです。
 安かったからか、評判がいいからか、どっちだろ? 後者だといいな!

 以下は、ネタバレ感想です。ご注意を! (感想1は、こちら
 
 
 翔は、病を抱えているため、思春期の手前で、将来をあきらめているような子です。
 その厭世感が、キャラに深い影を落としている。
 大人びた風貌には、陰鬱さが漂い、色気すらあります。
 まだ12歳とは思えないほど。

 翔は大丈夫と言っていたけど、両親から顧みられなくて、寂しかったと思います。
 母から聞いた小人の話は、翔にとって、単なる空想ではなかったのでしょう。
 心に窓を開けて、風を入れないと、哀しみにつぶされてしまいますから。

 そんな翔の前に、本物の小人の少女が現れたのだから、さぞ嬉しかったでしょうね。

 最初は翔のこと、おとなしくて従順そうな子だと思っていました。
 けど、それは病気のせいで、内面はむしろ強い子でした。
 アリエッティに対して、すごく積極的な愛情表現をしたりするし。
(ひなげしのラブレターとか、ドールハウスの台所プレゼントとか)
 悪気はないけど、不器用なんですよね。
 そこが翔の可愛いところです。 この未熟者。

 アリエッティも、翔と同じように、軟禁状態に近い暮らしぶりでした。
 家族以外、仲間が誰もいないんだもん。
 ダンゴムシやカマドウマたちにはちゃんと仲間がいるのに、どうして私には…と思っていたかもしれません。

 万有引力とは
 ひき合う孤独の力である


 と言ったのは、詩人の谷川俊太郎さんでした。(「二十億光年の孤独」より)
 孤独な二人がひかれ合ったのは、まったく自然なことでした。
(スピラーは、ちょっと出遅れてしまったね)

 それだけに、二人の交流を、もっと見たかったです。
 翔は、猫のニーヤの探知能力を頼りに、いつも全身で、アリエッティの気配を探していました。
 どんなにアリエッティに会いたかったろう。
 一緒に日向ぼっこしたり、本を読んだり、もっとたくさん話したかったろうに。

 わずかでしたが、二人の触れ合いは、皮膚感覚を刺激されるほどリアルで、大好きです。

 翔の手にのる時の、アリエッティのためらい。
 手にのせたアリエッティの小ささ、軽さ。
 アリエッティを落とさないよう、翔は彼女のいる左肩を、揺らさずに歩いていました。
 「急に男になったねえ (『ラピュタ』の空賊・ドーラ)」ってやつですね。
 幼くても、紳士なのです。

 音楽も素晴らしかったです。
 セシル・コルベルさんのケルト音楽は、不思議。
 舞台は日本なのに、セシルさんの曲が流れると、どこか遠い異国にいるようでした。
 遠景ゆえに、ひとしお儚く、忘れられない記憶になりました。


 この映画を2回観たら、冒頭のモノローグに、あっとなりました。

「僕は あの年の夏 母の育った古い屋敷で 1週間だけ過ごした」

 風鈴の音をBGMに語っていたのは、「あの年の夏」を振り返る、数年後の翔だったんですね。
 ということは、手術は成功したんだ…よかったね。

 

テーマ:スタジオジブリ - ジャンル:映画

  1. 2010/08/01(日) 16:49:04|
  2. アニメ>ジ.ブ.リ
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