海の底から

備忘録

『君に届け』 別マ9月号感想

  お知らせです!
 『君に届け』最新12巻、9月24日(金)発売です!
 収録内容は、episode47~50。(別マ7月号~10月号…多分)

 来月号で、『君に届け』は連載50回ですか。
 長いようであっという間ですね。
 
 
【あらすじ】

 爽子の母から、黒沼家に招待された風早。
 友好的な母に比べ、父は敵意むき出しです。
 しかし毅然とした態度で接する風早は、非の打ち所がなく、父は交際に反対出来ませんでした。

 母は、風早がクリスマスに電話をした子だと、覚えていました。
 そして、爽子が最近よく笑うようになったことを、嬉しそうに風早に話しました。

 爽子の部屋に通された風早は、帰り道で言えずにいたことを告げました。
「嫌いに なんて なるわけが ないんだ……」

 爽子は風早と並んで座り、今まで言えなかったことを、正直に語りました。
 「まちがってない? ちゃんとあってる?」
 つきあい方を間違えてはいないか、嫌われるのではないか、急に関係が終わってしまうのではないか…と不安だったのです。

 「たとえば まちがっててもいーから」 「いいんだ」
 風早の答えは明快でした。
 互いの気持ちを確かめ合いながら、二人の距離は、少しずつ縮まっていきます。

 風早からの好意を感じ取り、温和な表情で微笑む爽子。
 父は、爽子が最近楽しそうなのは風早のおかげだと、感謝するのでした。


【感想】

 しっかりしたあいさつ。
 「まじめにつきあいます!!」という誠実な態度。
 風早って、本当によく出来た子ですね。
 爽子からもらった帽子を自慢する父に、自分も持ってると正直に言っちゃうし。
 腹が立つくらいイイ奴です。

 大事な一人娘が、とびっきり素敵な彼氏を連れてきて、父は嬉しさより悔しさが先に立つのでしょうね。
 しきりに歯噛みして。可哀想に。
 父は、爽子の手編みの帽子を、得意げにかぶっていました。
 娘の彼氏に見栄を張ってどうする。(笑)

 爽子は、父が風早をもてなしてるとカン違いしてたけど、アラ探ししてただけだから!
 で、見つけられず、認めざるを得なくなって、悔し涙にくれる父、哀れなほど滑稽でした。

 最後に父は、風早にありがとうって言ってくれました。
 この二人は、爽子が大好きだから、意外と気が合うかもしれませんね。


 そのすべてを、冷静かつ客観的に見守る母の、際立つ存在感。
 にこやかに風早を質問攻めにするあたり、優しい顔して、あやねちゃん並みにツッコミが厳しかったです。

 この日は、すべて母が取りしきってました。
 爽子と風早を、部屋で二人きりにさせてあげたり。
 風早に枝豆を持たせて、父と話すきっかけを作ってあげたり。

 家庭を取り仕切る、主婦の貫禄。
 母は、家事も得意なんでしょうね、きっと。
 爽子も、料理や掃除が上手だもんね。


 自分を好きな人達に囲まれて、にこにこしてる爽子が可愛いかったです。
 学校での堅苦しい雰囲気とは打って変わって、手足がほぐれている感じ。
 人目を気にしていない時は、こんなにあけすけなんだなと思いました。

 きっちり結んだ制服のリボンと違い、爽子の私服の胸元は、ゆったり開いていました。
 いつもこの位 おおらかだといいのになー。

 風早が帰った後、爽子が風早のいた場所に、ちょこんと座っている姿が、目に浮かびました。
 「ここに風早くんが…(笑顔)」
 なーんて、嬉しそうにさ。


 扉絵は、父に抱っこされてる 幼い爽子でした。
 今回、1番いい絵だなと思いました。
 爽子と父、二人とも、曇りのない いい笑顔!

 最初は、作者の娘さん(今、1歳半くらい?)かと思いましたけど。
 単行本の余白の落描きしか見たことないのに、何でカン違いしたんでしょう?(^^ゞ


 そういえば、その場の勢いや衝動ではなく、意識的に手をつないだの、初めてでしたね。
 で、別れ際、風早は爽子の手を握ろうとして、やめました。
 スローペースな二人だけど、実はこれくらいで丁度いいんじゃないかな。

 大人は恋愛を、直接「性」に結びつけて考えがちだけど、若い頃はむしろ、精神的なものとして捉えるのではないでしょうか。
 相手の前で、どうしていいか分からないと悩めるのは、若者の特権です。

 異性への憧れと、性への恐れ。
 両方あるのが、健康な証だと思います。
 

テーマ:君に届け - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2010/08/12(木) 04:04:18|
  2. 君.に.届.け
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