海の底から

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星の王子さま

'10-12-15

左『星の王子さま』 サン=テグジュペリ 作 内藤濯 訳 岩波書店
 左から右に読む、横書きの絵本

右『星の王子さま』 サン=テグジュペリ 作 河野万里子 訳 新潮文庫
 右から左に読む、縦書きの文庫本
 発色の違いか、こちらの絵の方が、少し色が薄くて、ほんわかしてます。
 
 
 最初に読んだのは、7年前。
 内藤さんの、気品漂う翻訳の方。
 最近買った河野さんの方を、初めて読んだ時は、読後感の違いに、面食らいました。
 今は慣れて、叙情的な翻訳に味わいを感じます。

 ああ、子どもの頃に読みたかったと悔いました。
 だから、友人が子どもを授かった時、この本をプレゼントしました。
 生まれた子は、本よりゲーム好きな腕白坊主になりましたが。(^^ゞ


「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ」
(内藤濯 訳)

「ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。いちばんたいせつなことは、目に見えない」
(河野万里子 訳)

 意味は同じ、でも、違うことば。
 原文が読めない私は、何かをつかみ損ねてる気がして、歯がゆいです。
 大好きな作品だから、分かりたいのに、理解しきれない自分が、腹立たしいです。
 作者の深奥に隠された本意は、何なんでしょう?

 せめて、もう少し痛覚の鋭い頃、出会いたかったな。
 受け止めきれずにこぼれた何かをつかむには、考え続けるしかないな。

 例えば、王子さまの愛情を踏みにじる、高慢なバラの花。
 小さなトゲで身を守る、本当はか弱い花。

 この花が何なのか、どうしてもピンと来ませんでした。
 あの花は、作者が愛する女性を、擬人化したものだったのですね。
 男女の恋愛に興味がないと、分かるはずがなかったのでした。

 王子さまとパイロット、キツネとの友情は、心温まる大好きなエピソードです。
 読むたび、つまらない大人になった自分が、恥ずかしくなります。
 何度も繰り返し読むのは、忘れたことを思い出すためです。


 昨夜は、ふたご座流星群を見ませんでした。
 曇っていたので、あきらめてさっさと寝ました。
 大好きな人が、口をつぐんでしまったかのような寂しさ。
 凍てつく冷気が、骨身にしみます。 春 遠し。
 

テーマ:本の紹介 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2010/12/15(水) 21:40:24|
  2. 本&漫画
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