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映画『告白』感想

 妹が、『告白』(原作・湊かなえ 監督・中島哲也)をレンタルしてきたので、観賞しました。
 以下、ネタバレ感想。
 
 
【あらすじ】

 1年B組の担任・森口悠子(松たか子)は、最愛のひとり娘を教え子に殺される。
 理不尽な理由で娘を奪われた復讐に、犯人がAとBであることを、クラスメートの前で告白。
 さらに、HIVに感染した血液入りの牛乳を飲ませ、2人の犯人を、死の恐怖に追いつめる。

 犯人Bは、不登校となり、彼を溺愛する母親を殺害、警察に確保される。
 しかし犯人Aは、彼が殺人犯であることを知らされたB組の生徒たちから、陰惨ないじめを受けながら、平然と登校していた。

 犯人が語る、殺人の動機と、母親への歪んだ愛情、周囲への劣等感、級友への憎悪が、物語を悲劇的結末へ導く。
 ラストシーンで、森口が仕掛けた真の復讐が、命を軽く扱う犯人を、闇に突き落とす。


【感想】

 登場人物の目線で語られる独白…という形で、映画は進みます。
 客観ではなく、主観で語られるところが、面白かったです。
 皆さん、凶悪で自己中心的で、とても人間らしい。

 森口悠子先生が、凶行を犯す心境には、恐ろしさより哀れを感じました。
 「バカバカしい」と呟く台詞には、自嘲の響きがありました。
 復讐しても娘は生き返らないし、自分も救われないと知ってて、そうせずにはいられなかった…。
 その思いは壮絶で、私には重すぎて、理解し切れないけど。

 せめて、恋人の桜宮が、悠子先生の代わりに復讐してやる!くらいの気持ちで、受け止めてくれたら……ダメか。
 それじゃ、映画の趣旨が変わってしまいますね(^^ゞ

 犯人Aが、自分が優れた人間であることを、母親に証明する為だけに犯罪を繰り返す、低次元のエゴイズムには、辟易しました。
 犯人Bも、自分を「いい子」と言ってくれる母親に守られて、甘えてるだけ。 尊大なわがままっ子。 同情する気も起きませんでした。

 ひとつ気になったのは、父親の不在。
 犯人AとBには、一応父親はいますが、影が薄いのです。
 ほとんど彼らの人生に干渉しないし、影響しません。

 自分の息子を、なんだと思ってるんでしょう?
 このあたりは、現実の少年犯罪とリアルに似通っていて、深く考えると寒気がします。

 愛美ちゃんや、美月、桜宮先生、いい人たちが皆、死んでしまいます。
 死も救いのひとつだけど、死によってしか救われないところが、哀しくてやりきれないので、2度と見ることはないと思います。

 普段観ないジャンルの映画を観ると、ショックが大き過ぎて、きつい感想になってしまいました。(汗)
 

テーマ:邦画 - ジャンル:映画

  1. 2011/02/20(日) 16:14:28|
  2. 日記
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