海の底から

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アニメ2nd ep.6 好意と迷惑

【あらすじ】

 爽子はケントから、風早に好きな人がいると聞き、涙が止まりません。
 ケントが慰めているところへ、風早が現れます。
 風早は、ケントのせいで爽子が泣いていると思い、怒って掴みかかります。
 
 
 ケントは、「風早のこと、平等で明るくて爽やか」と、爽子が褒めていたと言って、なだめようとしました。
 そこへ、他クラスの男子が通りかかり、爽子をからかいました。
 貞子を奪い合う修羅場、と囃し立てる彼らを前に、風早は言いました。

「俺 黒沼のこと すきだよ」

 驚き、呆気にとられる一同。
 しかし爽子は、風早がかばってくれているだけだと、思い違いをしてしまいました。

「迷惑かけて ごめんなさい」

 爽子の答えがNOであると思い込み、風早は去りました。
 爽子も、風早にふられたと思い込み、むせび泣きました。

 午後の授業を欠席した爽子が心配になり、探しに来たあやねと千鶴は、事情を聞いてビックリしました。

「…私 うぬぼれてたんだと思う……
 風早くんは… 私のことさえも
 みんなと分けへだてなく
 接してくれてるんだと思ってたけど…
 …ちがった いい気になってた…」
「ずっと 気をつかわせてたんだと思う」
「『違う』って 『そうじゃないんだ』って
 …当たり前のことを 教えてくれたんだと思う…」

と、消え入りそうな声で話す爽子に、千鶴が怒って反論しました。

「あんた いつまで自分のこと下げて生きていくつもり?
 鈍さに慣れるな!!」

 あやねも、風早の真意にはあえて触れず、爽子を励ましました。

「爽子もあたしたちも風早も
 違いなんて 何もないんだよ
 …爽子自身が 違いを感じなければね」

 爽子は一人になってから、空を見上げて、自分の心に問いかけるのでした。

〈私 風早くんに対して
 今まで何か 頑張れてきたかな?
 今は? 今は 頑張れてる? 私----〉


【感想】

 むかっ腹が立ってドロドロしたこの気持ちを、どうすればいいのか分かりません。
 とりあえず、あの野次馬男子トリオの罪は万死に値しますバルス!


 ことばには、人の心を支配する絶大な力があります。
 人が、喜びや悲しみを感じられるのは、ことばのおかげ。
 「うれしい」ということばを知らなければ、「うれしい」という気持ちは知りようがありません。

 だから、ことばは恐ろしいのです。
 なぜなら、時と場合と人によって、意味が全く変わってしまいますから。

 爽子と風早は、お互い「すき」なのに、すれ違ってしまいました。
 風早には好きな子がいると、爽子が誤解したせいもあるけど、「私のことさえ」と、蔑むことないのに。
 風早に言われたことを、爽子はことごとく否定的に受け取ってしまいました。

・学校での評判(貞子と風早じゃ似合わない)
・バレンタインの失敗(下心あるんじゃないの?)
・受け入れ難い事実(好きな子がいる)
・ケントのダメ出し(迷惑かけたくないでしょ?)

 理由は色々↑ありますが、爽子の中に、自分は風早に相応しくないという、固定観念があったのも、一因でしょう。
 いろんな要因が重なって、考え方が硬直し、そこから1歩も抜け出せなくなってしまいました。

 心に余裕のある時の爽子なら、風早の告白を、素直に聞けただろうに。
 押さえ切れない涙をこらえる爽子に、胸がキリキリ痛みました。
 みんなして、爽子ばっかりいじめて、見ていて本当に辛いです。

 爽子を理解する親友二人が、せめてもの救いです。
 千鶴も爽子のことが、大好きなんだな。
 でも、爽子が鈍いというのは、ちょっと違うと思いました。

 今の子どもたちの多くは、親や先生、友達の顔色を伺いながら、当たり障りのない人間関係を保っています。
 でも爽子は、他の子のように嘘をついたり、媚を売ったりはしません。
(くるみちゃんから頼まれた時も、適当に話を合わせたりせず、出来ないと断りました)

 そんな爽子だから、心にシャッターを下ろしていないと、学校生活が成り立たなかったんだと思います。
 爽子のように、自律性----自ら考え、判断し、行動する----のある子が、集団で浮くのは、ある意味当然かもしれません。 悲しいことですが。

 人は生来、やさしい生き物のはずなのに、集団になると、途端に残酷になるのは、よくあることです。
 無知で無理解で無関心な集団に埋没して、無責任な噂を流す人は、噂の矢面に立たされたことがないのでしょう。

 前向きに考え始めた爽子のモノローグを聞いて、やっとちょっと元気が出ました。
 ラスト、爽子の泣き腫らした瞳が、青空を映したように澄んでいました。 泣けました。
 爽子が、率直に感情を語れるようになるまで、耐えて待ちます。
 

テーマ:君に届け - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2011/02/27(日) 02:58:56|
  2. 君.に.届.け
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