海の底から

備忘録

小説『君に届け 9 ~いつもとちがう夏~』

'11-4-9


『君に届け 9 ~いつもとちがう夏~』
著者 下川香苗 原作 椎名軽穂 集英社 コバルト文庫


 ジャーン!小説の9巻ゲット!
 体に優しいココアを飲みながら、心に優しい『君に届け(マンガ)』をかたわらに、『いいとも増刊号』の浪川ボイスにドギマギしつつ、読了しました。

 『笑っていいとも!』金曜の新コーナーに、浪川大輔さんがご出演!キャー!
 バッチリチェックしましたよ。
 よし元気でた!
 
 
 9巻は、コミックス13巻に収録されているepisode51~53にあたるお話が書かれています。
 高校2年の夏休み、講習の合間に、みんなで海へ行ったり、風早の家を訪れる、とびっきりの夏の思い出がつまった1冊です。

 爽子は、長い休みを通じて、風早のことをさらに知っていきます。
 互いの胸に秘めていた想いも、少しずつ見せ合えるようになっていきます。
 ただ、人の心というのは、とてもやわらかくて壊れやすいので、二人とも呆れるほど慎重です。
(以下、青字部分は小説からの引用です)

「ずっと前から想いあっていて、でも、おたがいにそれを知らなくて、1年以上かかったけれど、やっとここまでたどりついた」 んですから。

 風早が、爽子が進んで雑用をこなす様子を、「楽しそう」といった時の解釈も、私的にツボでした。

「雑用をひきうけていることを、りっぱだねとか、偉いねとかほめられるより、楽しそうと言われるほうが、ずっとうれしい。
 風早は、すごい。
 どうして、自分でも気がつかなかったことを、風早はみつけてくれるんだろう。だれもしない見方をしてくれるんだろう」


 そう! それが風早のすごいところですよね!
 風早の存在が、いかに爽子を支えているか。
 風早が爽子を全肯定しているから、他の人には見えないものを見つけられるんだ!
 と的を射て、すっきり納得しました。

 初めてちゃんと名前で呼ぶシーン↓にも、ゴロンゴロンしました。(//∇//)

「心の未知の部分に触れていくこと、おたがいの心の中へ手さぐりで踏みこんでいくことは、不安で、怖い。
 でも、おそれながらも気持ちをわたせば、風早からも返ってくる。さし出した気持ちに、風早の気持ちものって、返ってくる」


 二人にとって、好きな人の名前を呼ぶ、というのは、それだけの行為ではありません。
 それ以上の意味が込められている、ということがよく分かります。
 それが、気持ちをことばに乗せて さし出す……という表現になったんですね。

 マンガを文章で再構築すると、頭の中で、別角度から映像が見られるんです。
 ああ、そっか、風早も爽子と同じこと 思ってたんだなって。
 で、またマンガを読み直し中です。

 身近なものほど、その大切さを忘れてしまいがちです。
 どうか、ずっと忘れないでいてほしいと願いながら、これからも二人を見守っていきます。


<関連記事>
・小説『君に届け 8 ~ふたりだけの時間~』
・小説『君に届け 7 ~あたらしい日々~』
・小説『君に届け ~明日になれば~』
・小説『君に届け』
 

テーマ:君に届け - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2011/04/10(日) 17:19:18|
  2. 君.に.届.け
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