海の底から

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『君に届け』ep.58感想

【あらすじ】

 ホテルの廊下で二人きりになった、爽子と風早。
 あたりはしんと静まり返り、心臓の音だけが、耳の奥で響いていました。
 
 
 ベンチに並んで腰かけ、顔を見交わすと、もう目をそらせなくなりました。
 触れ合う肩から、互いの体温が伝わります。
 二人は、抑えきれない感情に支配され、身動きさえ出来ません。

 ひたいをくっつけ、至近距離で見つめ合うと、風早の手が、爽子の頬をそっと撫でました。

「……目 つぶって」

 思いがけない出来事に、驚きの目をみはる爽子でしたが、風早の言葉を受け入れ、ぎゅっと目を閉じました。

 そこへ偶然、あやねが通りかかり、二人ははじかれたように離れました。
 すっかり取り乱した風早は、

「…ごめん 黒沼!!
 …また 明日!」

と言い残し、部屋に戻りました。
 爽子は真っ赤になって、その場に立ち尽くしてしまいました。
 そんな爽子を、あやねは切ないような、複雑な表情で、見つめていました。

 部屋では、千鶴が電気もつけず、物思いにふけっていました。
 元気がない千鶴を気遣いながら、爽子たちは、消灯しました。

 が、千鶴もあやねも、一向に眠る気配がありません。
 暗闇に目を凝らし、自分の気持ちを見つめ直しているようです。
 爽子は、風早に触れられた頬をなぞって、先ほどの出来事が夢ではないことを、確かめるのでした。

 男子の部屋では、龍がベランダで、物思いにふけっていました。
 風早はベッドに突っ伏して、先ほどの出来事を思い返し、身悶えるのでした。

 沖縄修学旅行・3日目の夜は、静かに更けてゆきます。


【感想】

 私もベッドに突っ伏して、のたうち回りましたゴロンゴロン!
 またひと月、待たなきゃいけないの?
 この切なく、甘く、ほろ苦い読後感を引きずって1か月…
 どうすればいいんだ…
 尾崎豊の『太陽の破片』をヘビロテするしか…恋の煩悶、青春だのう。
(♪ 昨晩 一晩中 欲望と 戦った 
   君を包むもの全てが 僕を壊すから )

 なんで爽子と風早は、そうも激しく相手を恋うるのですか。
 若いエネルギーに、こちらが翻弄されそうです。

 キスが未遂に終わり、狼狽する爽子が、あまりにもいじらしくて、胸がきゅうううんです。
 端から見てもうらやましいほど、切ない気持ちが溢れていました。

 爽子は、真面目でしっかり者のくせに、無防備なトコがあるから、風早の忍耐はハンパなかったと思いますw
 今までは、控え目で遠慮がちな爽子の態度が、風早との間に、適度な距離を保っていました。
 けど今日は、いつにも増してスキだらけで、やばかったです。

 「目 つぶって」って言ったら、つぶるんですよ。
 素直すぎるよ、爽子。
 風早のタガが外れてもしょーがないよ、うんww

 現場を見られたのがあやねちゃんで、良かったですね、風早。
 他言無用と約束してくれたおかげで、17歳のプライドは守られました。

 これで風早は、あやねちゃんに貸しひとつですね。
 お返しに、ピン連れてきてよ。
 あやねちゃんが元気ないと、しまらなくってさ。
 茂木っちじゃ、頼りないし。


 茂木っちは今回、ちと情けなかったです。
 いきなりキスしようとして、拒否られて、でも何で?って、彼女に問い詰めることもできないの。
 この子にあやねちゃんは任せられないわ。
 彼女がケータイ無いくらいで、連絡取れないとかオドオドすんな! 風早を見習え!


 風早は、メールなど送らず、ただ爽子を待っていました。
 爽子に気を遣わせたくなかったんでしょう。

 メールなんかしたら、きっと爽子のことだから、支度もそこそこに、すっ飛んで来たでしょう。
 でも風早は、そんなこと させたくなかったんですよね。
 自分が待てばいいだけのことだもん。
 ちょっと、顔が見たかっただけだし。(←ホントにそれだけだったのかは、今思うと微妙ですがw)

 お布団ダイブする風早が、なかなか可愛かったです。
 爽子のことが 狂おしいほど恋しいのね、 青春小僧め。 悩め、苦しめ。


 1個、気がかりな台詞が。
 風早が言った、2度めの「ごめん」は、余計だった気がします。

 なんで謝るの?
 好きだから触れたかったんでしょう?

 私には、爽子が一瞬、顔を曇らせたように見えました。
 風早にはちゃんと、気持ちを説明してほしいところです。
 爽子に誤解されないために。


 千鶴が、元気ないです。
 この子がしおらしいと、自分でもびっくりするほどテンションガタ落ち(泣)

 やっぱり千鶴が、みんなのムードメーカーなんですよね。
 だから千鶴はいつも、元気でないと困ります。

 昼間、女子にいちゃもんつけられたことや、龍に言われたことで、考え込んでるみたい。
 一生懸命、千鶴を励まそうとする爽子。
 好きなジュースをおごるくらいしか出来なくても、千鶴にはちゃんと伝わってるから、きっと大丈夫ですよ、ね?


 爽子と風早、千鶴と龍、そしてあやね、3日目の夜は、超ヘビィ。
 こういう時、ひとりじゃなくて良かったかもしれませんね。
 こんな夜は、孤独が身にしみますから。

 気心の知れた友だちは、なんとなく何かを感づいてて、でもそっとしておいてくれる、有難い存在です。
 以心伝心ってやつ?
 なにげない一言で、気分が明るんだり、悩みがふっと軽くなったりするものですから。


 で、4日目、自由行動、どーなるの!?
 修学旅行は、嵐の前の静けさに包まれております。


 …なんかここまできて、心臓もたなくなってきました。
 あれこれ考えさせられて、頭はオーバーヒート、思考は逃避モードに入りそうです。
(これらがクリアーになった時、ズガーンと萌えキュンできるでしょう)

 爽子たちは、逃げずにちゃんと自分と向き合ってる、すごいなあ。
 私も、固唾をのんで見守ります。
 

テーマ:君に届け - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2011/05/14(土) 23:59:52|
  2. 君.に.届.け
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