海の底から

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アラビアンナイト小話

 『HUNTER×HUNTER』のアニメが始まったけど、岐阜では10/19(水)26:15からです。 しばしの辛抱。
 『ちはやふる』のアニメは、どうなっているのか。 『カイジ』はやったんだから、これもやってほしいです。 地方を差別すんなチクショー。

 …といったことをなんでも書けるのも、匿名のブログならでは。
 もし会社で、ちょっとでもアニメや漫画やゲームのことを喋ったら、信用を無くしてしまいます。
 社会で生き残りたかったら、「嘘も方便」ということわざを知るべし。

 『アラビアンナイト』の中に、「嘘も方便」をやり抜いて、幸せになった男の話があったもんで、ふとそんなことを考えました。
 

 
 嘘つき男、『靴屋マアルーフの話』は、こんな内容。
(以下、青字部分は『アラビアンナイト 4』 川真田純子 訳 講談社 青い鳥文庫 を参照)

 ~・~・~・~

 昔、エジプトのカイロという町に、マアルーフという 心穏やかな靴屋がいました。
 マアルーフには、悪妻・ファーティマがいて、彼はいつも罵られ、いじめられていました。

 ある日、堪忍袋の尾が切れたマアルーフは、家出をします。
 あてどなく歩き回り、疲れ果て、寺院で休んでいると、その寺に住む魔神が、マアルーフの前に現れました。

 怖い女房のいない国に行きたいと、震え声で頼むと、魔神はマアルーフを背に乗せ、遠い都へ連れて行ってくれました。

 異国に着いたマアルーフ、街の人々に取り囲まれ、身の上話を正直に話すものの、信用されません。
 それもそのはず、はるか彼方のエジプトから、1年はかかる旅路を、魔神に連れられて、一晩で飛んで来たのですから、誰が信じるでしょう。

 そこへ偶然、昔の知り合いに会い、マアルーフは訳を話して、助けを乞います。
「お前にお金を貸してあげるから、金持ちの商人の真似をして、商人仲間に引き合わせてあげよう」
 知り合いは、みんなから信用を得て、商人として身を立てろと、マアルーフに知恵を授けてくれました。

 ここから、マアルーフの嘘つき人生が始まるのですが、まあスケールのでかい嘘!

 物乞いには気前よくめぐんでやって、なくなったら他の商人から借りて、またばらまく。
 返せと言われれば、
「もうすぐ荷物が届くから、そうしたら倍にして返すよ」
とのたまう始末。

 しまいには、国王や王女も巻き込んで、みな信じさせてしまうのです。
 行き当たりばったり、口からでまかせもいいとこです。

 で、真実がバレて万事休す…とはならず、物語は二転三転し、ハッピーエンドになります。


 ~・~・~・~

 アラビアンナイトは、勧善懲悪ではありません。
 悪妻は罰を受けますが、嘘をつき通したマアルーフは、特に罰を受けていません。
 ひょっこり出会った魔神に助けてもらい、きれいな王女と結婚し、金も地位も得て、万々歳!
 そんなのアリ?と、最初は面食らいました。

 ……なんかね、アラブの人たちが、厳しい暮らしの中で想像した夢や願いと、生活の知恵が、ごっちゃになってるんじゃないかな と思いました。

 イスラム教の掟に、貧しい者への施しがあります。 物乞いは、めぐんでもらってもお礼を言いません。 それが当たり前だからです。

 マアルーフの大げさな喜捨は、その表れでしょう。
 人から信用されるように振舞え、というのも。

 その方法が、壮大なホラを吹く という所が、いかにも昔話らしい。
 嘘じゃなくて、ホラと言った方がしっくり来ます。

 なにより、マアルーフが本当のことを語っても信じてもらえず、大商人のふりは信じてもらえる所が面白かったです。
 人間は事実より、自分にとって都合のいい方を 信じて受け入れる、いい加減な生き物なんですね。

 秋の夜長に、異郷へ思いを馳せるのも、オツなもんです。
 これもアッラーのお導き?


 ビールがおいしい。
 冷え込みが厳しくなった頃、熱々の鍋やおでんと一緒にキューッと流し込むと、最高です。
 イスラム教徒じゃなくて良かったと、つくづく思いますw

 ビールは、発汗、利尿作用があるそうなので、夏に飲むと、余計のどが渇くのです。 ビアホールなんて、とんでもない! 汗ダラダラで、とても悠長に飲んでいられません。
(行ったことないけど)

 タイガーマスクの伊達直人を見習って始めた月イチ募金、まだ続けています。 とりあえず1年間はやる。
 3月に震災があってからは、義援金に変わりました。
 いい人を演じるって大変だなあ。 マアルーフも、お金をばらまく時、ドキドキしたんじゃないかと思いますw


 今週は、テンションの上下動が激しかったです。 ちょっと嬉しいことがあったから。
 月曜は浮かれまくって、仕事中ヘマばかりしては、ヘラヘラ笑ってましたw
 火曜はその反動で、ずーんと落ち込み、水曜にやっと、ニュートラルに戻りました。
 いけませんね、いつまでも落ち着きがなくって。
 こんな変なブログを読むあなたは、余程のひま人…いえいえ、いい人ですね!


 -------- 追 記 --------

 マアルーフのその後について。

 知らない町で、金持ちの商人のふりを続けるマアルーフ。
 とうとう国王まで信用させ、王女と結婚することになり、後に引けないマアルーフは、王女にだけ、真実を話しました。

 王女の機転で城を抜け出したマアルーフは、ひょんなことから魔法の指輪を入手します。
 指輪をこするとアラ不思議、中から魔神が現れ、宝石や金貨をいくらでも出してくれました。

 こうしてマアルーフは、本当の大商人になって、王女の元へ戻りました。
 めでたしめでたし…とはならず、嫉妬深い大臣に、大切な指輪を奪われてしまいます。

 しかし再び王女の機転で指輪を取り戻し、大臣は死刑、二人は仲睦まじく暮らしました。
 めでたしめでたし…とはならず、悪妻・ファーティマが、マアルーフを追ってやってきます。

 しかし、マアルーフと王女の息子が、指輪を盗もうとしたファーティマの首を切り落とし、この物語はお開きとなります。


 まさに、嘘から出たまこと!
 こうして見ると、真の主人公は王女ですね。 人の本質を見抜く眼と、知恵でもって、不運を幸運に変えてしまうのですから。 格好いい!
 
  1. 2011/10/07(金) 00:59:52|
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