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詩のこころを読む

詩のこころを読む (岩波ジュニア新書)詩のこころを読む (岩波ジュニア新書)
(1979/10/22)
茨木 のり子

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 視力と体力と根気が衰え、分厚い本が読みにくくなりました。
 その反動で、詩に触れる機会が増えたわけですが、どうも分かりにくい…。
 そんな詩への苦手意識を、軽くしてくれる本に出会いました。

 なんたって、ジュニア向けの本ですから、分かりやすかったです。
 でも内容は深いです。 果たして、私に受け止めきれたかどうか…。
 
 
 茨木のり子さんの詩で知ってるのは、「聴く力」「自分の感受性くらい」「汲む」だけです。
 ずっと、近寄りがたい印象を抱いていたのり子さん。
 ですが、本屋でぱらっと立ち読みしたら、なかなか良いことを書いていました。

 のり子さんご自身の詩は、ひとつもありません。 ただ自分の好きな詩について、検証しています。
 ことばへの疑いと不信感もにじませながら、それでも、ことばの力を拠り所に生きている人でないと書けない解説に、ひたすら平身低頭するばかりでした。

 詩人がどんな詩を読んで、どんなふうに感じるのかが、よく分かりました。
 ハッキリキッパリな物言い、これがのり子さんの持ち味なんですね。
 中原中也の詩を、
「かなりがたぴししていながら、ところどころに突き出た詩句のひらめきには瞠目させられ、天才をさえ感じさせる」
と、こうですよ。 ほめてるのか、けなしてるのかw

 おっかないことも書いてあってヒヤッとなりますが、やはり詩人は、ことばの重みが違いました。
 私のことばなんて、のり子さんに一蹴されるのがオチです。 だから近づくのが恐かったのでした。

 詩は、凝縮されたことばの結晶。
 やさしい、美しいことばを読むと、気持ちが清々します。

 ちなみに、この本の中で私の好きな詩は、岸田衿子さんの「一生おなじ歌を 歌い続けるのは」です。
 生き急がなくていい、もっと大事なものがあると、教えてもらいました。

 のり子さんの「自分の感受性くらい」も好きです。時々、
「自分の感受性くらい
 自分で守れ
 ばかものよ」

と、カツを入れてもらってます。 大人になると、叱ってくれる人がいなくなるからね。
 

テーマ: - ジャンル:小説・文学

  1. 2011/11/29(火) 20:20:20|
  2. 本&漫画
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