海の底から

備忘録

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『君.に.届.け』 episode 72 感想

 聞いて聞いて! 
 来月号は、表紙&巻頭カラーですってよ!(←もう来月に気持ちが飛んでる)
 そして17巻は、25日(火)発売! しかもコミックスだけの加筆シーン有り!
 ますます大注目ですわよ!

 次号予告のほほ笑み爽子(10Pと577P)が拝めただけで、明日も頑張ろうって思えました。
 うぅぅ、良かったねえ、爽子。 雪解けの訪れに、私も涙しております。
 以下、10月号のあらすじ&感想。 ネタバレ チュー意!
 
 
【あらすじ】

 クリスマスパーティーからの帰り道、初めてのキスを交わした爽子と風早。
 風早は 爽子の肩を両手で支え、少しかがんで寄り添いました。
 永遠のように長い一瞬。
 風早が ゆっくり離れると、涙をいっぱいためた爽子の目と、風早の目が合いました。

「……すきだよ
 すきだよ
 ……………
 すきだよ」

 爽子をきつく抱きしめて、想いを繰り返し伝える風早。
 『こんな私 すきじゃない?』……爽子からの問いに対する答えを、風早ははっきり示しました。

「 ……………
 わあ―――――……」

(風早くん  風早くん―――――)

 風早にすがりついて、泣きじゃくる爽子。
 想いをすべて受け止めるように、風早は爽子をぎゅっと抱き寄せました。
 爽子の頭上に降りそそぐ雪を払うと、そっと涙をぬぐう風早。

「……… やっと こっちみた……」

 風早と目が合った瞬間、思ったことが 涙と一緒に 口をついて出る爽子。
 爽子の一言で、自分の態度が 彼女に誤解を与えてきたと 痛感する風早。
 もう一度 爽子を強く抱きしめると、風早は爽子の目を見て言いました。

「 ……………
 だいすきなんだよ!!」
「……… はい!」

 風早との距離が開いて、ひとりで不安でさみしかった爽子。 はっきり言い切った風早の思いを、しっかり受け止めました。
 爽子への答えが、自分への答えでもある事に気付く風早。

「………
 …大事なの これだった……」

 ふっとつぶやき、爽子が取り落としたバッグを拾い上げ、彼女に渡しました。

「…話したい
 ちゃんと
 …遅く なるけど」
「私も」

 風早の申し出に、爽子もこっくりうなずきました。
 さっそく家に電話する爽子。 その横で思案顔の風早。

「…もしもし お母さん?
 あのね… ………
 少し 帰るの 遅くなる
 うん… うん 一緒
 ……?
 ――――― お父さん!?
 ―――――
 …お父さん お願い 今日だけ
 勉強も お手伝いも
 今までより いっぱい
 頑張るよ!!」
「――――― 黒沼
 …………
 あいさつ
 させてもらって いい?」

 風早は 爽子の携帯電話を受け取ると、彼女の父親に直談判しました。

「―― もしもし
 風早です あのっ…………
 … 一時間
 時間ください!!
 ちゃんと 送り届けます!
 はい!
 ………… はい!
 ありがとうございます!!」

 心配そうに様子をうかがっていた爽子に、風早は伝えました。

「45分 だって
 …無茶苦茶なこと 言ったのに――…
  …………
  「爽子は 今までも
   もう充分 頑張ってる」 って」

 父親の伝言を聞き、感謝する爽子。 風早と手をつないで、雪の中、歩いていきました。
 喫茶店の隅に 向かい合って座る二人。
 にぎやかな店内とは対照的に、風早は静かに語り出しました。

「……………
 …去年のクリスマス―――…
 黒沼 来れなくて
 「もうこんな さみしい顔
  させたくない」って
 「絶対 させたくない」って
 思ったよ」

(あの時―――――)

 爽子は思い出していました。 去年のパーティーに、行きたくても行けなかったこと。
 遅れて駆けつけた爽子を、風早が待っててくれたこと。

「…なのに
 今年は 俺が さみしく させた
 …ごめん」

 爽子は風早を責めたりしないで、ただ かぶりを振りました。

「…俺が
 ぐるぐる考えてる 事なんて―――
 …黒沼を不安に させてまで
 する事じゃなかった

 …黒沼の 家に行ってさ
 お父さん お母さんに 会って

 俺 まじめに つきあおうって 思ったよ
 大事にしようって

 大事に  したかったんだ」

 風早に告白された時、爽子は確かに言われました。 大事にする、と。
 では今は、そう思っていないのでしょうか?

「クリスマスも 去年のが あったから
 みんなで やったら 黒沼 喜ぶかなって
 …でも  もう ひとつ

 俺が  自信 ないから

 修旅の時 みたいに――
 すぐ とぶよ 理性なんか

 俺が どれだけ 黒沼をすきか
 想像 できる?」

(それは 想像では 埋められなかった 部分――――)

 爽子は、予想外の答えに戸惑い、真っ赤になって、小さくかぶりを振りました。

「…最初っから 他の誰とも 違ったよ
 …黒沼は 初めて会った 時から
 ずっと ここ

 ずっと 俺の 奥の方」

 風早は 胸の真ん中を拳で差して、爽子の居場所を示すのでした。
 風早の心の奥に、自分がいると言われ、爽子は瞠目しました。

「俺は 勝手 だからさ
 ひとが 何言っても
 誰が どう 思っても
 そんなの 関係ない みたいなとこ あって

 本音を 言える相手は
 多分 すごく 限られてると 思う
 だから …いつも周りと
 一定の距離を あけていたかも しれない

 ……… 自然に そうしてたと 思う
 ……… でも

 黒沼と一定の 距離なんて
 保てない

 どうでもいい事なんて
 ひとつもない

 …はずかしいけど
 …………
 カッコつけたかったのかな

 黒沼と 会うまで
 自分が こんなだって ことも 知らなかった」

 ずっと黙って聞いていた爽子が、風早の手に手を重ねました。

( …私の知らない  風早くん )

 爽子は まっすぐ風早を見つめていました。


【感想】

 来ました! 風早のターン!
 風早が爽子の想いをしっかり受け止めてくれたので、今度は爽子が風早の言葉と想いを受け止める番です。
 そうだ、次のチューは、首フェチの藍田のために、ぜひマフラー無しバージョンでお願いします。 爽子の細い首が見たーい o(≧∇≦o)

 ~ああ やわらかくて あたたかいキミの手
  にぎりしめて その心の奥まで届くように~♪


 久々の手つなぎに、タニザワトモフミの「爽風」がヘビロテしてます+゚(*´∀`*)。+。
 …なんか急に、高校の自己紹介のことを思い出しました。

 変わった担任がいて、初めてのオリエンテーションの時、
「ペアになって手をつないで、自己紹介しよう!」
と言い出したんです。
 思春期の娘たち(女子高だった)は恥ずかしがって、キャーキャー異議申し立てて、大騒ぎ。
 …結局、やったんですけどね。
 手をつなぐと、相手の精神状態が良くわかるなーと、その時 知ったわけです。
 相手にも、私の緊張が伝わったに違いない。 初対面にしては、和気あいあいと しゃべれた気がします。

 爽子と風早の恋は、遠回りしているようで、実は1番最短距離を歩いてるように思えます。
 歩き方がゆっくりなのも、周りの風景がよく見えて 良いではありませんか。
 早ければいいってもんでもないし。 しかし、ここに来るまで長かったなあ…(^-^;)


〈以下は、私のしょぼい恋愛論です。アテにしないで〉

 恋愛関係になった二人は、相手に何を求めるのでしょう?
 一言で述べると、女が求めるのは言葉ではないかと思っています。
(和泉式部のように情熱的な女性もいたので、一概には言えませんが)
(ちなみに 男が求めるのは体…と言うと身も蓋もないな。茂木じゃあるまいし)

 疑われやすい男は、大抵 言葉足らずの場合が多いのではないでしょうか?
 ただ言うだけじゃダメなんです。
 言い続けるのがポイント!
 それも、ここぞという時に言わなきゃダメ!
 でないと、だんだん相手の気持ちが薄れてしまったり、嫉妬や憎しみに変わってしまいます。
 そうなってから、信頼や誠実さを 行動で表すのは難しいです。
 やはり、繰り返し言い続けるしかないと思います。

 風早も、言葉足らずで自分のことばかり考えているうちに、爽子が不安に陥ってしまいました。
 でも、「わかんなくなったら またちゃんと 言うから!」(10巻46話)と言っていた通り、ちゃんと再告白しました。
 有言実行! 偉い! おばさん、キミを見直した!

 …にしても拍子抜けするくらい、あっさり主旨を変えましたね。
 あんなに悩んでたのに。
 爽子には絶対言わない!隠し通す!って勢いで しらばっくれてたのに。
 爽子とつきあうためならなんでもする、なんでもぶっちゃける、両親にも従う、その豹変ぶり、いいと思うよw

 しかし今回、風早がこれだけ弱音を吐くとは思いませんでした(^^ゞ
 「いつも周りと 一定の距離を あけていた」から、誰とでも仲良くできたのか。 
 つまり、「誰に対しても平等で!明るくて!爽やかで!!」(9巻34話)…、そんな奴 いる訳ないって、自分から否定したも同然ですね。
 爽子を まごつかせる結果になりましたが、よくごまかさずに 本音を言ってのけました。

 風早が自分を避ける理由、悩みの中身、いろいろ想像していた爽子でしたが、理性がとぶから…だなんて、判るはずないですね。
 修学旅行の時、確かにキスしそうになったけれど、それがきっかけで距離を置かれていたとはねぇ。

 学校という集団の中では、場所や人・状況に応じて、いろいろな顔を使い分けるのが 常套手段です。(爽子は別。でなきゃクラスで浮いてない)
 風早も、ある程度そうしていましたが、「そんなの 関係ない みたいなとこ」もあったというのが、非常に興味深い。
 そうなると、「風早くんて クラスで 浮いてる子とか ほっとけないんだって!」(1巻0話)と言われるような何かがあったのか? と、気になってしまいます。
 …まあ、普段の態度から、そう言われるようになったんでしょうけど。 人は見た目が9割だもんな、残念ながら。

 爽子は、聞くために待つことの出来る子です。
 さみしさに耐えかねて、さっきまで大泣きしてたのに、風早の「…ごめん」で許しちゃう。 やさしすぎるよ。
 風早は 果報者です。 今度泣かせたら二次小説で血祭りにあげてやるから!
 …冗談だってば。


〈ペルソナについて〉

 風早は爽やかの仮面を外さずに、世間とうまく折り合いをつけていました。
 あやねや千鶴は、2巻辺りで 割とすぐ仮面がはがれましたね。
 くるみも爽子の前では、かわい子ちゃんキャラではいられなくなって、最後には開き直って、自分から企みをばらしてました。

 爽子の純度の高い心に触発されて、誰もが 仮面をつけていられなくなる。
 爽子の前では、偽れない。
 本心があばかれ、見せたくなかった部分を爽子にひっぺがされてしまいます。

 風早もそう。 今回それが出て、非常に納得しました。
 また、爽子自身もひっぺがされて、変わってゆくでしょう。
 相互に影響し合って、深みを増してゆく、まだ原石の女の子。 硬軟合わせ持った魅力があります。

 あやねが「爽子にかかると みんな いい人」って言ってたけど、物事を多角的に捉えられる、好意的に解釈できる 柔らかい考え方は、爽子の強みでしょう。
 ただ、それを自分に当てはめることが出来ないんですよね。 こういうとこが、謙虚なんだろうな。


 ……これまた急に、相田みつをの詩を思い出したので、メモしとく。

「め ぐ り あ い」

あなたに めぐり
あえて ほんとうに
よかった
ひとりでもいい
こころから
そういってくれる
ひとがあれば


 爽子と風早は、お互いがたったひとりの「あなた」なんだろうな。
 なんか切なくなったので、今夜は ザ・ビーチ・ボーイズの「Wouldnt It Be Nice(素敵じゃないか)」を聴こう。
 幸せな未来を夢見る、恋人たちの歌。
 美しいハーモニーに酔いながら、初々しい恋人たちに思いを馳せつつ、おやすみなさい。

The happy times together
We've been spending
I wish that every kiss was never ending
Wouldn't it be nice

(二人一緒に過ごしてきた
 幸せな瞬間
 ひとつひとつのキスがいつまでも続いたら
 素敵じゃないか)

 

テーマ:君に届け - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2012/09/13(木) 00:00:00|
  2. 君.に.届.け
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

さわらぶさんへ!

 こんばんは! はじめまして、さわらぶさん!
 名前からして爽子ラブ!ですね。 筋金入りの 君届 ファンとお見受けしました。 以後、お見知りおきを。
 ぐだぐだの感想を、わざわざ読んでくれて、ありがとうございます。
 しかも 共感してくれるなんて、嬉しいです。 自己満足で書いているので、分かりにくい部分がいっぱいあったと思います。 そういう時は、「わかんね」って言ってね、風早みたいに(笑)
 私も爽子が好きなのですが、基本的にみんな好きです。
 主要キャラみんな好きになれるって、珍しいし、貴重ですよね、こういう作品。
 次回は さらに萌え殺されそうな気配がして、もう大変。 早く来い来い来月号!です。
 では、コメントをくれて、どうもありがとうございました!!
 

  1. 2012/09/13(木) 21:26:29 |
  2. URL |
  3. 藍田海 #-
  4. [ 編集 ]

こんにちわ!

はじめまして!・・でしょうか?爽風語りに共感!!めっちゃしました。”相互に影響し合って、深みを増してゆく、まだ原石の女の子。 硬軟合わせ持った魅力”というのにうんうんと頷きます。本当に純度の高い原石ですよね。それだけに皆仮面は無理ですね。しかし、風早くん、最初に印象と違うからものすごく萌えます。深いなぁと!すごい作品ですよね。深いけど萌えるという。どれだけやられんだこのカップルにと思っています。あぁ、コミックスも楽しみですね。また遊びにきます!
  1. 2012/09/13(木) 12:50:05 |
  2. URL |
  3. さわらぶ #-
  4. [ 編集 ]

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