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ダフニスとクロエー

ダフニスとクロエー (岩波文庫 赤 112-1)ダフニスとクロエー (岩波文庫 赤 112-1)
(1987/03/16)
ロンゴス

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 これは読まねばなるまいて、と思い立ち、図書館で借りて読みました。
 内容を一言で表現するなら、古代ギリシャの少女漫画…です。
 
 
 遠藤周作さんの本で紹介されてて、無垢で可愛らしい物語だな…というのが第一印象でした。
(『恋することと愛すること』 遠藤周作 著 新風舎文庫 参照)
 ――美しいギリシャの自然
    移り変わる四季の中で
    仲の良い幼なじみが
    淡い想いを育んでゆく―― 
 おまけに、出生の謎まであるんです。
 まるで恋に恋する女性の願望を そっくり反映させたかのごとく、読者受けしそうな設定。(大衆小説とはそーいうもんですが)
 文体は情趣にあふれ、二人のやり取りは こそばゆいほど微笑ましく、読んでて面映ゆかったです////

 「クロエーの疑り深さが ダフニスにはかえってうれしく…」
とか書かれてるシーンには、こっちがもんどりうってしまう////
 嫉妬されて喜ぶなんて、それくらい彼女に惚れてるってことですよね。ダフニスか~わい~( *´艸`)ウフフ

 それに、古代の性愛の特徴なんですが、おおらかなんですよね、とても。
(紀元二世紀後半~三世紀前半に作られたそうです)
 現代ならタブーとされる男女の交わりに対して、制約が、あまりない。(周囲の監視の目とか、世間体とか)
 それに、性にまつわる汚らわしさや暗さ、罪深さもまだないから、幼い二人は無邪気に抱き合えるんです。
 でもあくまでもプラトニックなんです。心のままに接吻し、抱擁しますが、最後の一線は越えません。
 互いに目を合わせ、見つめ合い、触れ合うまでの 心の昂揚を 細やかに描いてあります。それこそが、作者の描きたかった物語の主題といっていいでしょう。
 恋のライバルに邪魔されたり、海賊にさらわれたりもしますが、命にかかわる事件を経て、二人の絆はより深まっていきます。
 この感情が恋とは知らず、思い悩みながらも惹かれてゆく ダフニスとクロエーの 親密なやりとりが、少女漫画のようにロマンチックで、いいなぁと うっとりしながら読みました。
 切なく 苦しいほど 誰かを好きになってみたい…
 恋 への憧れって、場所や時代や年齢が変わっても、あんまり変わらないですね。
 

テーマ:図書館で借りた本 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2013/02/11(月) 20:15:28|
  2. 本&漫画
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