海の底から

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アニメ・ハイジ 「白パン」

 文春ジブリ文庫 http://bunshun.jp/bunko/ghibli/index.html

 文春ジブリ文庫が、4月10日から刊行!
 第1弾は、『風の谷のナウシカ』!
 映画の解説や、スタッフインタビューなどが掲載された「ジブリの教科書」と、「シネマ・コミック」が発売されます。
 今年のジブリは、新作映画公開に合わせて、いろんな企画を仕掛けてきそうです。いやー楽しみ。

 小さい頃から『未来少年コナン』や『ルパン三世』に慣れ親しんできたので、宮崎駿作品が体の一部みたいになっています。
 中でも『アルプスの少女ハイジ』は、頻繁に再放送されていたのを、毎回飽きもせず見ていました。
 ハイジがスカートを翻し、画面狭しと駆け回るだけで、わくわくするのです。

 現在、BSプレミアムで毎週水曜日放送中の『ハイジ』も、もう折り返し地点。
 昨日は第25話「白パン」でした。
 
 
 両親のいないハイジは、おじいさんのもとで、アルムの自然に囲まれて、楽しく暮らしていました。
 ところが、デーテおばさんに無理やりフランクフルトに連れてこられ、ハイジの人生は一変します。

 自由のない生活、土も森もない、親しい人も動物もいない、ひとりぼっちの日々。
 そんな中で、同じくひとりぼっちの少女・クララと、ハイジは仲良くなっていきます。

 「白パン」の回は、ハイジが心理的に追い詰められてゆく過程を、丹念に追ってゆくお話です。

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 おじいさんやアルムの山が恋しくて、とうとう家出までしたのに、あっけなくロッテンマイヤーさんに見つかってしまったハイジ。
 クララはハイジにやさしくしてくれますが、ハイジの望郷の念は募るばかり。
 勉強中にも山のことを思い出し、空想の世界で遊ぶのでした。
 ハイジが机の上に乗り、手を振る姿に、唖然とするクララたち。
 そこへ、クララのお父さん、ゼーゼマンさんが帰るとの電報が届きました。
 さっそくご主人様をお迎えする準備をするロッテンマイヤーさん。屋敷中を清掃し、ハイジの部屋も勝手に覗いてチェックします。
 すると、タンスに古くなった白パンが隠してありました。
 おばあさんへのお土産にとっておいた白パンを 取り上げられたハイジ。
 帰りたくても帰れない、何一つ思う通りにならない現実に耐えかね、ハイジはベッドに泣き伏してしまいました。
「…あたしだって、ヤギのこと知ってるのよ」
 クララは、どうしていいか分からないながらも、ハイジのそばから離れず、童話「狼と7匹の子ヤギ」を話して聞かせるのでした。

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 ハイジ・ドイツ編は、毎日のように奇想天外な事件が起き、視聴者をぐいぐい物語に引っ張り込む面白さがあります。
 しかし、ハイジの心情に寄り沿って見ると、むしろ辛く、悲しい気持ちに打ちひしがれてしまいます。

 高校の頃、『ハイジ』をレンタルビデオで全部じっくり見直した時、あまりにも小さい頃の記憶と違ったので、びっくりしました。
 ドイツでのハイジって、こんなにも苦しくて悲しかったんだ…。
 あんまり辛くて、ハイジが無事おじいさんのもとへ帰る話まで、一気に見ました。そうでないと、とても安心して寝られませんでした。
 あの頃から、ロッテンマイヤーさんは私の天敵です。誰が何と擁護しようと、私はあの人が苦手です。はっきり言って大っ嫌い。
 演出の高畑勲さんは、「ロッテンマイヤーさんは 小さな子供にとって 怪獣のように怖い存在」と言ってましたが、とんでもない! 怪獣より恐ろしいです。
 自分が正しいと信じていられるロッテンマイヤーさんは、楽でいいですよね。

 25話から、印象的な会話をひとつ、ご紹介。
 仕事が忙しくて、いつも留守がちなお父さんに対する不満を漏らすクララ。 ハイジは、お父さんがクララをどう思っているのか、心配になります。

「……ねえクララ。 クララのお父さんは、クララが好きなの?」
「え? まあ、決まってるわ、そんなこと。 大好きよ」
「どうして? どうしてわかるの?」
「だって、そうなんだもの。 帰るたびにそう仰るし、お土産だってくださるし、それに…。
 ううん、違うわ。
 あたしね、あたし、パパが大好きなんですもの。 パパがあたしのこと大好きなの、当たり前でしょ?」
「そうね…きっとそうだわ。 そうよ。 ああ、よかった」

 ハイジは、いつも、本当のことしか言わないんだなぁ。 この子に、当たり障りのない言葉は通じません。
 クララもそれが分かって、本当の気持ちを言い直したら、ハイジにちゃんと伝わりました。
 ものをくれるとか、なにかしてもらうから好きになるなんて、本当の好きとは言えませんものね。
 ハイジとおじいさんは仲良しですが、父と娘の関係とは、やはり違います。 甘え方がもっと強くなる感じ?
 ま、ゼーゼマンさんは、娘を溺愛しすぎですけどw
 お父さんを知らないハイジは、クララを少しうらやんだかもしれませんね。
 

テーマ:アニメ・感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2013/03/28(木) 23:23:48|
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