海の底から

備忘録

ジブリの教科書3 となりのトトロ

『ジブリの教科書3 となりのトトロ』 スタジオジブリ 文春文庫 編 文春ジブリ文庫 刊


 映画の解釈なんて、野暮なものです。 ギャグの意味をわざわざ説明するくらい、無意味なこと。
 映画館から出た時、何かが心に残れば それで良いのです。

 しかしながら、好きなものについて 誰かと語り合いたい、という欲求があるのも事実。
 なぜ、この映画に惹かれるのか、という探求心も。

 宮崎アニメに一家言ある作家、評論家、エッセイスト、イラストレーターなどが、『トトロ』について語りつくした1冊、読んで損なし、でした。

  個人的にうれしかったのは、中川李枝子さん の書き下ろし。
 主題歌「さんぽ」の作詞をした方で、絵本『ぐりとぐら』を書いた方。 もう とび上がっちゃうくらいうれしい。

 アニメスタッフの新規インタビューもファンにはたまりません。
 ジブリファンにはおなじみの二木真紀子さん、保田道世さんが、制作現場の裏側を語ってくれて、非常に興味深かったです。

 昔話や宗教学から作品を読み解くアプローチも面白かったです。
 ~昔々、あるところにトトロというお化けがいました~ で始まる物語、でもよく考えたら、出会ったのはサツキとメイだけで、お父さんもカンタもおばあちゃんも、トトロを見ていません。
 しかしサツキたちは そこにいる と感じていました。
 それに昔の話じゃない、今もどこかにいて、見守ってくれているような…。
 だからあの映画を観た人はみんな、心が軽くなって、ニコニコしながらあれこれ語りたくなるんじゃないかなぁと思います。
 

テーマ:映画 - ジャンル:映画

  1. 2013/06/08(土) 06:37:09|
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