海の底から

備忘録

風立ちぬ 感想6

 少し落ち着いたので、昨日2回目を鑑賞してきました。
 感想6ってウザいですねw
 でも、宮崎駿さんが5年もかけて作ったものを観た私が、5か月ぐらいぽや~っとしてても、それは仕方ないと思うんだ(^^ゞ
 
 
 で、1回目はずごーん↓ 2回目はきゅーん↑ としました。
 私は女なので、どうやら菜穂子さん寄りで観ていたようです。

 二郎さんの気持ちに寄り添ってみると、切なくて悲しくて…。
 終盤、大好きな人がいつ死ぬかわからない状況で出勤する辛さなんて、想像もつきません。 無理です、出来ません。

 ただ、私という人間を そのまま深く受け入れてくれる人がいたら どんなにいいだろうと、つい夢見てしまいました。
 二郎さんにとっては、それが菜穂子さんだったんですね。

 二郎さんは、結核患者のそばでタバコ吸うし、仕事バカで菜穂子さんを放ったらかし。
 技術者としては天才ですが、欠点もあるただの人間です。
 菜穂子さんが彼をガッチリ受け止め、支えていたから、大きな仕事を成し遂げることができたんです。

 もし、仕事に打ち込む現代女性が観たら、菜穂子さんのはただの自己犠牲だ と嘲り、二郎さんを非難するでしょう。
 でも、人生には限りがあります。 頑張りさえすれば、何でも手に入るわけではないのです。 二人には「今」しかなかったのです。

 菜穂子さんがサナトリウムを抜け出すのは、冬。 黒川家を出るのが、桜咲く春。
 二郎さんと菜穂子さんは、本当に短い時間しか、一緒にいられませんでした。 これが泣かずにおれようか。

 二郎さんは多くを語りませんが、たとえば歩く姿だけ見ても、気持ちがよく表れてるんです。
 菜穂子さんと再会した軽井沢では大股で元気よく、ラストシーンでは倒れそうにのろのろ歩いてるんです。
 それでもなお 歩みを止めない姿が、かえって悲壮でした。

 あと、『進.撃の巨.人』の漫画家・諌.山.創さんが、ご自身のブログで映画の感想を書いていたのが面白かったです。(『現在進行中の黒歴史』
 宮崎さんと同じように絵を描く人が、どう思ったか興味あったのです。
 きっと今まさに、力を尽くすべき10年を生きてる人でしょうから。(以下、引用)

「主人公は最後に自分が生まれてから死ぬまで、多分この先もずっと一人で
 唯一の理解者は夢の中、自分頭の中にしかいないことに気づいた」

 
 ふむ、なるほど。 やっぱり男の人は二郎さん寄りで観ますね。 当然か、主人公ですものね。
 所詮、人はひとり。
 その中で、一瞬の交わりが火の粉のようにパッと光って消える、はかなく美しい夢を追いかけて、追い続けて、ふと人は、空を見上げるのでしょう。

 人生って、自己の存在証明を一生かけてやってるようなものだなぁ…なんて考えるんです。
 私とは何か? …って、ここまでくると哲学だけど。


 あなたにめぐり
 あえて ほんとうに
 よかった
 ひとりでもいい
 こころから
 そういってくれる
 ひとがあれば



 相田みつをさんの詩「めぐりあい」を思い出しました。
 夢中になれる何かに出逢えた人は、苦労もするけど、きっと幸せな人なんです。
 

テーマ:映画 - ジャンル:映画

  1. 2013/08/13(火) 21:02:23|
  2. アニメ>ジ.ブ.リ
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