海の底から

備忘録

春愁

 うちの母は、26歳で私を生んで、家事と育児に追われながら、それなりに人生の荒波をかぶって生きてきました。
 そして今、24時間介護の施設にいます。
 うつになると、筋力も衰えるんですね。
 今は、レクリエーションをしながら体を動かす訓練をしています。
 見舞いに行った日は、私が母の手を引いて、歩行訓練をさせたりもします。
 母は、よちよち歩きの赤ん坊みたいです。
 昔と立場逆じゃんw
 笑えて、泣けてきます。
 老いの苛烈さに戦慄します。
 老後の生き方は、死の一点に向かって突き進むだけ、なんて残酷でしょう。
 今の母の姿は、26年後の私かも。
 でも私には子どもがいないから、手を引いてくれるのは赤の他人の介護職員か。
 あんまり職員に迷惑かけないよう、今のうちに体鍛えないと…とか、変な心配ばっかしてます。
 私は一人暮らししたことないから、こんなに母と離れるの初めてなんです。
 母が平穏に暮らせたなら、私もいくらか気が休まるのに。
 不幸な年寄りは口やかましいってホントだな。
 この人、生きてて良かったって思ったことあるのかな。
 どうしたら心安らか生きて、死ねるかを考えながら、散る桜を見送る春は、寂しいなぁ。

 春霞 星は見えねど そこにある 離れし母も この手の中に
 
  1. 2014/04/13(日) 22:52:06|
  2. 日記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<恋愛的瞬間 感想 | ホーム | 遅咲き>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://umi88.blog54.fc2.com/tb.php/1626-9b641873
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

藍田海

Author:藍田海
・ Twitter

最近の記事

カテゴリー

ブログ内検索