海の底から

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『君.に.届.け』 episode 92 感想

【あらすじ】

 今年も学校祭が近づき、準備で活気づく爽子たち。
 担任のピンが顧問をつとめる野球部は、甲子園を目指して順調に勝ち進んでいます。
 あやねは、東京の大学を受験せず、推薦で札幌の大学へ行くことをピンに告げたものの、迷いは払しょくしきれません。
 ケントは、あやねの本音が聞きたくて、彼女の部屋で、強引に自分の思いをぶつけました。
「行かないで オレを選んで」
 しかし、あやねはつっぱねて、答えをはぐらかしてしまいました。
「――受験の事 頭にあって その中に… オレ いた?
 オレのこと 少しでも 頭にあった?」
 あったと言えばうそになる…でも本当のことを言えば、ケントを傷つけそうで、あやねは言葉が見つかりません。
 ケントはそれ以上何も聞かず、部屋から出ていきました。
 
 
 
 
【感想】

 だーっもう!言ってやればよかったのに!
 あやねは余計な気遣いばっかりして~!

 自分の将来と男のどっちを取るかと聞かれれば、考えるまでもないでしょう。
 1度限りの人生ですよ。 天秤にかけることさえする必要はありません。
 ケントはアレだな、「あたしと仕事のどっちが大事なの!?」って問い詰めるやけっぱち女と一緒だな。
 そんな比べようのないものを比べてどうする! (藍田はとことんあやねの味方です(`・ω・´)キリッ)

 ケントが、あやねの後押しをしてくれるきっかけになればいいな…と思ってたんですが、早くも破局の兆し。
 あやねの心の中に、ケントはいませんでした。
 でもそれは仕方ない。 好かれたからって好きになる義務はないもの。
 ケントは早まったけど、可哀想とはこれっぽっちも思いませんでした。 (藍田はとことんあやねを贔屓します(`・ω・´)キリッ)

 …でもなぁ、肝心のあやねが、将来の進路で揺れていてはなぁ。
 今号で、あやねがどうして東京の大学へ行きたいかがわかりましたが、どうして留学に強い大学へ行きたいかは、わかりませんでした。

 習得したいスキルがあって、そのために外国のどこそこへ…というのなら理解しますが、今までのあやねを鑑みるに、過去のしがらみを断ち切りたいから、としか思えないんですよね。
 東京や札幌でも新しいものは見られるし、一人暮らしをすれば、イヤでも一人で色々できるようになるもん。
 わざわざ海外へ行かずとも、ね。
 そりゃ、リスクより得るものの方が多いでしょうけど、やりたいことがハッキリしない状態では、留学しても何も身に付かず、時間を無駄にするだけです。
 もっと悩んで考えれば、いずれ答えにたどり着けるよ。 頑張れ、あやね。


 あやねが、ピンからもらったのど飴を、後生大事に持ってたのに驚きました。
 これだけで、ピンへの想いが恋愛感情だと断言はできませんが。
 やさしさに飢えてる子が、相手のほんの少しの親切にも、やさしさを感じてしまうことはありますからね。

 あやねが一人で体育教官室へ行ったのは、ピンに後押ししてほしかったからでしょう。
 推薦にするっていえば、おい待て、東京の大学はどうなった?とか何とか言ってくれそうだって。
 面談の時みたいに、先生らしく励ましてくれたら…。
 なのに、あーもうピンのアホ! 今こそあやねにビシッと言ってやってほしいのに!
 ピンは何であやねにそっけなくなったんでしょう? そんな気がするのは私だけ?

 あと、あやねがケントに押し倒されたのにも驚きました。
 今までは遠まわしにぼかしていた性について、はっきりと描くことにしたのは、新しい表現への挑戦だと思います。
 恋愛を描くうえで、猥雑な表現を避けていては、中身が薄っぺらくなりますから。

「性は地獄から天国まで存在している」と分析心理学者のカール・グスタフ・ユングが言っている。 これは名言である。
 人間は性によって自分がいかに最低の存在であるかを知ることもあるし、性によって至高の状態を味わうこともできる。 そして、それは身体のことであるとともに優れて精神のことでもある。 これほどの広さと深さをもったことを、言語によって説明し切ることはおそらく不可能であろう。
 性はこのような意味で人間の実存と深くかかわるものである。 したがって、それを謎として青年が苦しんだり悩んだりすることは、人間の成熟の上で望ましいことと考えられる。
(『青春の夢と遊び 内なる青春の構造』 河合隼雄 著 講談社+α文庫 より)


 と、臨床心理学者の河合さんも書いていました。
 私としては、愛する人と結ばれる、絵空事みたいに幸せなお話を、堂々と、リアリティを持って描き切ってほしいのです。
 少女マンガは、女の子の夢と憧れでできてるんですから。
 

テーマ:マンガ - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2014/07/13(日) 22:34:52|
  2. 君.に.届.け
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