海の底から

備忘録

正しいパンツのたたみ方

『正しいパンツのたたみ方 新しい家庭科勉強法』
       南野忠晴 著  岩波ジュニア新書


 男性家庭科教師が書いた、いたって真面目な家庭科についての本を図書館で借りました。
 岩波ジュニア新書は、少年少女たちの役に立つような良書をたくさん出版しています。

 女性誌のあおり文句みたいなタイトルから、イクメンタレントの育児本みたいなのを想像してたら大間違い。
 「はじめに」にある通り、著者の南野先生は、子どもたちに「生活力」を身につけてほしくて、この本を書いたそうです。
 健康で安定した生活を送っていれば、嫌なことや辛いことがあっても、なんとかやっていけますから。

目次…序章 家庭科を学ぶ意味
     1章 いま、生きているワタシ
     2章 家族の中で生きる
     3章 社会の中で生きている
     終章 豊かに生きるためのスキル

 内容はこんな感じ。 単に衣・食・住について書かれているわけではありません。
 自分でお弁当を作ることが、自立への第一歩になるという南野先生の薫陶を受けて、3年間やり遂げた女子生徒の話には胸を打たれました。
 お弁当を作ろうと思ったら、材料を買わないといけないから、お金の使い方について考える。 早起きしないといけないから、時間の使い方まで自分で考えるようになるんですよね。
 それが、自立へとつながるんですね。

 あと、家庭科や芸術、保健体育の方が、いわゆる主要教科より、人生を豊かに、楽しくしてくれるという考え方に賛成です。
 私も学生時代から同じことを考えてました。 数学や英語が苦手だったという理由もありますが(汗)
 美味しい料理はきれいに盛り付けたい。 部屋に花を飾ったり、服のデザインや着こなしにも気を配ることで、生活は楽しくなるもの。
 考えの近い人の本は、やはり読みやすいです。

 くつ下の干し方も南野先生と同じで、にやけてしまいました。
 くつ下のゴムの部分を上にして干す、とイラスト付きで書いてありました。
 これ、上がいいのか、下がいいのか、はっきりしなかったんですけど、やっと分かりました。
 つまり、どっちも正しいってこと。
 人によって育った環境や考え方は違いますから、いろいろあって当たり前なんだってこと。

 パンツのたたみ方も千差万別。
 相手の意見を尊重しながら、自己主張もして、譲り合い、支え合える大人になってほしい。
 それが、タイトルに込められた真意ってとこかな。
 成人の日にピッタリのいい本を読みました。
 

テーマ: - ジャンル:本・雑誌

  1. 2015/01/12(月) 20:54:37|
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