海の底から

備忘録

『君.に.届.け』 episode 96 感想

【あらすじ】

 もうすぐ 学校祭。
 高校生活が残り少なくなっていくことに 一抹の淋しさを感じつつ、爽子たちは準備に大わらわ。
 受験勉強の方も、同じ塾に通っているあやね、くるみと一緒に頑張っています。
 失恋直後のあやねは下降気味、でも気持ちを切り替えて、勉強に打ち込む決意です。
 くるみは、模試の結果が良くても満足せず、気を引き締めています。
 くるみのやる気に触発されて、爽子もモチベーションアップ。
 そんな爽子を、風早はただそばにいて見守るのでした。
 
 
【感想】

「一緒に 合格するからね 大学!!」
と言われ、
「…うん…! …一緒に! 行こうね大学!!」
と答える爽子。
 でもくるみの受験先は札幌の教育大、爽子は地元の大学です。
 そう決めていた爽子ですが、心に迷いが生まれ始めていますね。
 本当はくるみと一緒の大学へ行った方がいいと思い始めたかな?
 担任にも薦められた教育大…夢を叶えるために最善の道を選ぶことが、なぜできないのでしょう。

 巣の中で羽ばたきの練習をしてる雛のようで、危なっかしくもどかしい。
 出来ればいい風に乗って、高く、遠くへ飛んで行ってほしい。
 そう願わずにはいられませんが、はてさて。

 ところで爽子はあれですね、テストでいい点を取るために勉強するタイプじゃないですね。
 湯川秀樹と同じ。
『私は試験のための勉強には、余り熱心ではなかった。(略)
 何よりも私をよろこばしたのは、むずかしそうな問題が、自分一人の力で解けるということであった。』

(『旅人 湯川秀樹自伝』 角川文庫 より)
 私がゲームの強敵に挑むのが楽しいように、爽子や湯川氏は難問に挑むのが楽しいらしい。
 勉強のできる人は勉強が好きなんですね。 私とは住む世界違うわ。トホホ。
 
 爽子はどんな先生になるのかな。 きっと、保育園の先生みたいに子供らに慕われてるんじゃないかな。
 くるみは、スパルタかな。 二人揃ってアメとムチ、ってなんか白翔高の吹奏楽部にもいましたねw

 ところで風早はあれですね、爽子の進路について、
(俺は 言わないって 決めた)
って誓っておきながら、寝言で本音を洩らすとは、素直じゃないですね。
「…ほんとは いつだって 黒沼がいれば それで いーんだ…」
ですって。 真っ直ぐな嘘つきめ。
 爽子は悩むぞ~。 どーすんだこのやろ~。 来月が楽しみだぞこんちくしょ~。


  …追 記(1/17)…

 爽子は風早といると笑顔でいられる。 じゃあ一緒にいられなくなったらどうなるの?
 それが今後のキーワードかな。 千鶴と龍も。
 いつまでも子どものままではいられないのだから。
 同じ教室で3年過ごしたとは思えないほど、散り散りバラバラの人生を生きることになるのだから。

 一心同体という言葉がある。
 でもそれは実現不可能な理想。
 いくら体を重ねても、同体にはなれない哀しさ。
 不完全な人という生き物は、一人で生きる勇気を勝ち得て、初めて他者と向き合える。
 誰かと寄り添って生きられるようになるのではないかな。

 そばにいてほしい気持ちは、支配欲と混同しやすいし、何かしてあげたい気持ちは、自己満足や自己犠牲と間違えやすい。
 いろんな気持ちがさまざまに揺れ動くのが恋なんだろうね。
 なんていびつで頼りない生き物だろう。
 一人では生きていけない弱さゆえ、誰かを求めて止まないのだろう。
 

テーマ:漫画 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2015/01/14(水) 05:55:00|
  2. 君.に.届.け
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