海の底から

備忘録

 改正公選法が19日午前0時に施行されました。
 つまり、今日から18・19歳の人たちも有権者。
 選挙があれば、投票できるのです。
 いいですねぇ。
 私が有権者になれたのは、32歳の時でした。
 私、在日朝鮮人でしたから。

 祖父母らが、仕事を求めて、朝鮮半島から日本に渡ってきました。 なので私は在日3世です。
 3代もたつと、すっかり日本に馴染んでしまうもの。
 子どもの頃は、他の子と同じように日本で生まれて日本で育ったのに、なんで私だけ日本人じゃないんだろうと、とても変な気がしました。
 日本語しかできないし、日本のアニメ大好きだし、サッカーなら日本代表を熱烈応援するし。
 でも、日本人じゃない。
 かといって、今の韓国・北朝鮮を母国だとは、少しも思えません。
 どちらにも所属できないんです。
 どちらでもないから、その間でさまようだけ。 (藍田は間の意味もあったりして)
 そんな状態がイヤになり、父の反対を押し切って帰化しました。
 家族の中で、父だけ頑なに朝鮮人のままです。
 年寄りはこんなだけど、若い世代はどんどん帰化しています。
 うちの親戚もあらかた日本国籍を取得しました。

 日本の若い子たちは、選挙権などほしくもないのにもらったってうれしくないでしょうね。
 無理やり責任を負わせようとする大人の思惑も感じているでしょうしね。
 でも、 あって当たり前と思い込んでるものが、ない人だっているんです。
 親とか、家、健康、戸籍や国籍、そして、自由に発言できる権利。
 その第一歩が選挙権です。
 自由には責任が伴うということを肝に銘じて、ぜひ投票に行ってほしいです。



「誰も、生まれてくることを 選ぶことはできない……。
 気づいた時には、生きている……、 存在している。」
 ( ロールプレイングゲーム 『バテン・カイトス』より ラリクシの台詞)

 ふと、大好きなゲームの1シーンを思い出しました。
 自分だけこころのつばさが片羽なのを気に病んで、ひねくれちゃった悪たれ坊主のカラス(一応主人公)に、彼の出自を知るラリクシが諭すシーン。
 好きでこんな風に生まれたんじゃないのに、そのせいで差別されたり、いじめられたら、誰だって怒りたくなりますよ。
 けど受け入れるしかないんだよなぁ。
 それに悪いことばかりじゃない、大切な人や、仲間と出会えたんですから。
 私の場合、北に生まれなかったのは不幸中の幸いでした。
 あの戦争がなかったら、私はここにいなかったと思うと、なんだか不思議な気持ちになります。
 
  1. 2016/06/19(日) 10:40:14|
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