海の底から

備忘録

 小学校の卒業式の時に、担任の先生から聞いた話。
 
 
 「人生を一日24時間に置きかえると、君たちはまだ夜明け前にいるんだよ」って。
 君たちの人生はこれから始まるんだよってことを、先生は伝えたかったのでしょう。

 仮に80歳まで生きるとして、1年が0.3時間だから、18分で1歳。
 12歳だと 3時36分。
 夏生まれの私にも、夜明けの最初の光はまだ届いていません。

 やがて、空が明るくなって、生き物が活発に動き出すようになります。 それが6時~9時。 (20~30代)
 午前の身体はエネルギッシュです。 張り切って計画を立て、あれもこれもやろうとします。
 まるで夏休み前の子どものよう。

 仕事や趣味に没頭してると、もうお昼になります。 (40歳)
 午後は、少し落ち着いたペースで仕事をこなし、太陽が西の空に傾く頃、家路に着くのが6時頃でしょうか。 (60歳)

 日が暮れると、あたりは再び暗闇に包まれるでしょう。
 静寂の中、一人で闇を見つめながら過ごすのか、誰かと一緒なのか、はたまた やり残した仕事に追われているのかもしれません。
 そして、真夜中の鐘の音をどんなふうに聞くのでしょう ――。

 人の一生を一日で表すというのが面白く、また説得力があったので、たまに空想していました。
 朝型人間の私らしい行動パターンになってますが、宵っ張りの妹なら逆パターンになるかもしれません。

 で、今の私は、ちょうど折り返し点を過ぎたんだなぁと、体感したのです。
 つまり、いかに生きるか から、いかに死ぬか に、思考のベクトルが変わる時期を迎えていたということ。

 そのせいで最近は、虚脱感にさいなまれていたようです。
 何を見ても読んでも聴いても感動しないし、何をやっても無駄な気がして。
 いずれ人は死にます。
 努力したって何にも残りません。
 そう思うと虚しくて、やる気も起こりません。
 好きだったものにも興味が持てなくなり、せっかく買った本も積みっぱなしにしていました。

 これが噂に聞く、中年の危機 というやつですね。
 臨床心理学者の河合隼雄さんの本に書いてありました。
 知っていたはずなのに、いざ自分がそうなると、結構うろたえるもんです。
 好きなことを夢中でやって、それでうまくいってたのに、このままでいいんだろうかと、ふと考え込んでしまう…。
 分岐点で立ち止まる旅人みたいに、ちょっと荷を下ろして、休憩した方がよさそうです。

 あ~明日会社行きたくない。
 何をやるのも億劫で、何にもしたくない。
 口を開けば「面倒くさい」しか出てこない。

 けど、やるしかないのです。
 ひとつずつ、順々に。
 焦らず、マイペースで行きましょう。
 
  1. 2016/09/04(日) 23:02:36|
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