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だれも知らない小さな国

'10-12-12 a

『コロボックル物語 1 だれも知らない小さな国
 左藤さとる・作 村上勉・絵 講談社文庫

 ファンタジー作家、佐藤さとるさんの代表作、コロボックルシリーズが、文庫になりました。
 1959年に初版が出てから51年、多くの人に、長く愛され続けた本です。
 私にとっても、大切な本です。
 
 
 左藤さとるさんとの出会いは、小学校低学年の国語の本でした。
 ガリレオ・ガリレイみたいで、覚えやすい名前だなぁ、というのが第一印象でした。

 しかし、小学生の私はヒネくれたガキで、空想小説に興味がありませんでした。
 都合のいい嘘や、子供だましの話ばかりと、蔑んでいました。
 要するに、大人を信じていなかったのだと思います。

 左藤さんと再会したのは、高校生の頃。
 ものすごく少ないけど、日本にもすぐれたファンタジー小説があったのです。
 ファンタジーは、あるはずないと思っていたものを、あるかもしれない!…と、信じさせてくれるものだったんです。

 左藤さんが初めて書いた『だれも知らない小さな国』は、小人と仲良くなる人間のお話です。
 主人公の「ぼく」は、子どもの時に見た小人を忘れず、信じ、心を許し合う仲間になります。

 私のところにも、小人が来ないかなぁと、思わずにはいられませんでした。
 今読んでも、物語の魅力は色あせていませんでした。

 むしろ、昔より作者の伝えようとしていたことが、少しだけ分かるようになった気がします。
 ―― 本当に大切なことは、決して忘れてはいけない―― ということ。

 日本を舞台にした、日本の小人たちのお話。
 勇者も魔法も妖精も竜も出てきませんが、これぞファンタジーといえる物語に出会えて、嬉しいです。

 佐藤さんは、その後も小人たちの活躍を書き続けました。
 特に『ふしぎな目をした男の子』というお話が印象的で、大好きでした。

 何度も図書館で借りては読んでいましたが、そろそろ買い揃えてもいいよね。
 夢中で読み耽ったあの頃の、幸せな記憶を忘れないように。
 

テーマ: - ジャンル:本・雑誌

  1. 2010/12/22(水) 23:04:21|
  2. 本&漫画
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