海の底から

備忘録

獣の奏者エリン 第42話

 「セィミヤの涙」 ------あらすじ------


 リョザ神王国では、ハルミヤの孫・セィミヤが、新たな真王として、即位しました。
 セィミヤは、国の代表に立つ重責に耐えながら、祖母が大公の闘蛇に殺されたと思い込み、悲しみに暮れていました。

 一方エリンも、ハルミヤが亡くなってしまったことに、不安を感じていました。
 エリンが、王獣にまつわる真実を告げたのは、ハルミヤとイアルだけだったからです。
 
 
 大公家では、真王殺しの疑いを掛けられた大公と、息子・シュナンが、今後を話し合っていました。
 状況を打開するため、シュナンが病床の父に代わり、王宮へ出向きました。
 
 王宮では、ダミヤが、祖母の肖像画の前で泣くセィミヤを、優しく慰めていました。
 セィミヤは、真王の血筋を絶やさないよう、早く次の真王を産んでおかなければ…と考えていました。
 ですが、ダミヤに「好きな男は誰だい?」と聞かれると、一瞬、口ごもってしまうのでした。

 セ・ザン(堅き楯)のイアルは、今日も王宮で警護をしていました。
 また闘蛇に襲われたら、ひとたまりもないというのに。
 そこへシュナンが、誤解を解くため、セィミヤに会いにやって来ました。

 シュナンは、剣を持たずに、3人の傷ついた兵士たちを、連れて来ていました。
 彼らの有り様を、じかにセィミヤに知ってほしかったからです。

 セィミヤは、兵士たちの悲惨な姿に、戦慄しました。
 お祖母様のように、清らかな心で、いつまでもこの国が美しくあるよう、治めていこうと思っていたのですが、
「この国の民の現実を知らぬ者が王であっていいとは、私には思えないのです。」
と、シュナンに言われ、何も言い返せませんでした。

 その夜シュナンは、サロウの花咲く中庭で、雨の中、セィミヤに会えるまで待っていました。
「4ヵ月後、私達はこの国の始まりであるタハイ・アゼで、あなた様を待っております。
 我が国の真実を象徴する、闘蛇の部隊を並べて。」

 王祖の伝説通り、闘蛇が真王に頭を垂れることがなければ、神でなく人であると認め、結婚してほしいと、シュナンは言いました。
 でも、真王と大公の結婚などあり得ないと、セィミヤは拒むのでした。

エリン:星井七瀬 ダミヤ:石田 彰 セィミヤ:高橋美佳子 イアル:鈴村健一 カイル:新垣樽助 大公:楠 大典 シュナン:花輪英司 ナミ:並木のり子 ハガル:高塚正也
脚本:吉田玲子 絵コンテ:浜名孝行 演出:斉藤昭裕、布施木一喜 作画監督:田畑 昭


------感想------

 ダミヤのお邪魔虫!
 シュナン一世一代のプロポーズを、よくも妨害したな!
 17話に続き、2度目だぞ!確信犯め!…アトチョットダッタノニ……

 長い長いインターバルを経て、ついに結婚の申し込みまで来てしまいました。
 イアル&エリンもドキドキだけど、シュナン&セィミヤもたまらんな。

 セィミヤは、シュナンを見上げて、話をしていました。
 すっかり背が伸びて、成熟したシュナンと、いつまでも無垢なままのセィミヤ。
 もう、昔のようには振舞えません。
 淡い想いは、陰謀の渦に呑まれて、届かないのか?

 しかし、真王家の皆様は、反真王派の不平不満を、まったく理解しておられないご様子。
 これではただの、独裁者だ。
 王が神の子孫であるという、宗教じみた考えで、国民を統率するなんて、無茶すぎます。

「この国を真王に任せておけぬと判断したなら、私達は堂々と王位を得ます。」
と、シュナンは言っていました。
 暗殺・クーデターというのは、反対勢力が、軍事力で劣る場合に取る手段。
 でも大公は、真王より軍事力で勝るから、暗殺より侵略してしまえばいいんです。
(国民には信頼されないけど)

 でもこのままじゃ、いつサイ・ガムル(穢れた血)か、他の誰かが、クーデターを起こして、セィミヤに危険が及ぶか知れません。
 シュナンは、気が気じゃなかったでしょう。

「私は、いつまでもセィミヤ様をお守りいたします。」
 …の言葉通り、ただセィミヤだけを、一途に想っているのにね。

 雨の中、女を待ち続けて告白とは、古典的だけど、効果的。
 トレードマークの、サラサラな前髪をぺったんこにして、
「あなたの身を、私に捧げて下さい。」
 だってさ!
 本当、素敵な青年になりました。
 女冥利に尽きますよ、セィミヤは。
(原作通りなら、シュナン27歳、セィミヤ23歳、イアル27歳、エリン21歳…でしょうか?)

 ところで、中庭にイアルは居たのかな?
 セ・ザンたちは、見てたのかな、あれ…。
 身分ある方の恋は、ちょっとお気の毒。

「思う存分泣くがいい。
 民にとっては若く立派な真王陛下でも、私には、可愛らしく愛らしいセィミヤだ。」
 あっはっは、ダミヤは結婚詐欺師か。
 ハルミヤの肖像画が、睨んでるように見えました。
 あの涙も、演技にしか見えませんでした。
 だって、ハルミヤのピクニック 行幸の帰りは、船で行くように意見したの、彼だもん。
 ハルミヤが河に居なきゃ、あの襲撃は成功しなかったはずだもん。
「おじ様も、お祖母様が亡くなって悲しいのね。」
 セィミヤ、騙されちゃダメー!

「この国の行く末に憂いを唱えるのは、オレたちの任務じゃなかったなー、隊長さま。」
 仲間のカイルは、そう言って、自嘲気味に笑ってました。
 相変わらずいい所でポイントを押さえる、良いキャラになってきました。

 大公軍と同じくらい、哀れなセ・ザンたち。
 特にイアルは、自分の意志でなった訳じゃないから、余計痛々しいです。

 この先どうなるんでしょう?
 オリキャラ・キリクがいるし、原作既読者にも先が読めません。 はぁ、ヤキモキします。
 

テーマ:獣の奏者エリン - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2009/10/31(土) 01:56:11|
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