海の底から

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獣の奏者エリン 第43話

 「獣ノ医術師」 ------あらすじ------

 今日は、山リンゴの植樹の授業です。
 学童のシロンは、元気のないエリン先生を励ますように、言いました。
「来年、実がなったら、1番最初の実は、先生にあげるから!」

 来年、自分はカザルムにいないかもしれない……エリンはためらいがちに、ありがとうと言って、微笑むのでした。
 
 
 そこへ、王獣使いの男たちが、真王陛下の使者として、馬でやって来ました。
 エリンと、王獣のリランに、真王・セィミヤの警護をさせるためです。

 放牧場にいたリランは、警戒してうなり声をあげました。
 3人の使者は、音無し笛を構え、無遠慮にリランに近づきました。
 必死で止めるエサル。 そこにエリンもやって来ました。

 逆らえば死罪になると承知で、真王の命令を辞退するエリン。
 さらにうなり声をあげ、牙を向き出しにするリラン。

 男が、音無し笛を口にくわえた瞬間、リランは攻撃しました。
 男が笛を吹く間も、エリンが止める間もありませんでした。

 猛り狂うリランに怯え、もう一人の王獣使いは、逃げ出しました。
 リランは反射的に追いかけ、それを止めようとしたエリンの左手を、噛みちぎりました。
 自分の血を浴びながら、エリンは音無し笛をくわえ、吹きました。

 エリンの左手は、中指から小指まで失われました。
 リランとの間にあった、信頼関係も失われました。

 あの王獣使いたちは、幼獣だったリランを、真王・ハルミヤの御前に引き出した男たちでした。
 だからリランは怖がって、執拗に攻撃したのでした。
 いつもと違ううなり声で、それに気付いていたのに、止められなかったと、エリンは自分を責めました。

「音無し笛を吹いた人間に、王獣は決して馴れることはない。
 リランはもう、音無し笛を使わないで、静めることは出来ないかもしれない。
 それでも私は、リランの世話を途中で投げ出したくない。」

 傷ついても、まっすぐに生きようとするエリンに、エサルは、ミトンの手袋を渡しました。

 王獣小屋に閉じこもったままのリランは、もうエリンの言葉など、聞こうとしません。
 翼を広げ、威嚇しますが、エリンが音無し笛を見せながら命令すると、やむなく従いました。

 3頭の王獣は、眠り薬を仕込んだ餌を食べさせられ、鎖に繋がれ、ラザルへ連れていかれました。
 王宮からの命令で、キリクも同伴して、エリンと馬車に乗りました。

 エリンは、左手にミトンの手袋と、母・ソヨンの腕輪をつけて、お母さんのように迷いながら、それでも最後まで強く生きようと、誓いました。

エリン:星井七瀬 ナレーション:平田絵里子 エサル:加藤沙織 ダミヤ:石田 彰 トムラ:川野剛稔 キリク:楠田敏之 トッサ:大久保利洋 シロン:平野 妹 オウリ:梅津秀行 王獣使い:赤澤涼太
脚本:後藤みどり 絵コンテ、演出:松澤建一、布施木一喜 作画監督:杉本道明


------感想------

 野にあるままにリランを育てようとしたエリンの努力は、結局、人間の傲慢だったのでしょうか。
 獣ノ医術師は、獣ではなく、人のためにある…とソヨンが言っていた通りに、エリンもなってしまうのでしょうか。

 真王の使者、嫌味ったらしいことこの上なかったです。
 王獣使いのくせに、勝手にリランに近づいて、襲われたらエリンを恨む、救われない奴らです。
 真王の報奨金を、丸々あげなくても良かったんじゃない?

 やっと王獣小屋の掃除が出来るとか、のんきに言ってる状況じゃなかったですよ、トッサ先生。
 ナレーターを使って、リランが鎖を外されても小屋から出なかったって、説明すればいいのに。
 どうして『アニメエリン』は、脇役に余計なことをさせるんでしょう。

「ただ自然のままに、王獣のことだけ考えて、ひたむきに生きようとしているエリンこそ、清らかなものじゃないのか?」
 キリクがいいこと言った!
 それを閉じ込めようとしているってことは、また何かやらかしそうではあるんですけど、だんだん悪い奴に見えなくなってきました。

 シロンの思いやりと、エサルのミトンと、キリクの眼差しに、救われた回でした。


 エリンが指を無くす描写は、あれで良かったと思います。
 直接描写を避けつつ、エリンの痛みを表現する、ギリギリの選択でしたね。

~僕はキ○ガイというのが大好きで、ダイスに対して、「とうとう狂った」って言わせたかったんだけど、駄目なんですね。 ロボノイドの指も五本なければ困るというのも強烈に局から来ました。 指は三本か五本ならいい、四本は駄目と。 後で聞いたら、メカ物やってる人はみんな知ってることなんですね、要するに差別の問題で。~
 (『また、会えたね! 未来少年コナン』 富沢洋子・編 徳間書店 アニメージュ文庫)


 引用文の一部は、伏せ字にしました。
 宮崎駿さんが、本のインタビューでこのように仰っていたので、放送界には様々な自主規制があることは、知っていました。

 差別を助長する言葉は当然ダメ、未成年者の喫煙シーンもダメ、ロボットの指は4本じゃなきゃダメ!……などなど。
 だから、描けないだろうと予想していたし、ハッキリ描く必要もないと思っていました。

 この回を見たチビッ子たちが、エリンの苦痛を想像しながら、なおエリンの気持ちを思いやれるようになる、ベターな方法だったと思います。
 

テーマ:獣の奏者エリン - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2009/11/07(土) 22:55:39|
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